ごあいさつ

薬局での薬剤師は調剤に対するスピードと正確性、さらには処方箋が正しいかどうかの判断が必要となります。
患者さんが処方箋を持ってきて投薬するまでの短い時間の中でたくさんのことを判断していかなければなりません。
スピードだけを重視してしまうと薬剤師としての仕事がおろそかになり、また処方箋が妥当かどうか判断することに時間をかけるてしまうとスピードが落ちてしまいます。
そのため、この相反する2つの側面をバランスよく、そして正確に達成することが求められます。

私は自分自身を分析、また一緒に働く薬剤師を分析することにより、調剤を行っている薬剤師は次のことを多くこなしているものだと感じました。

それは・・・

フラグを立て、それを1つずつ潰していく」ことです。

例えば、解熱剤が処方されていたとしましょう。
恐らく大半の薬剤師は薬を準備しながら
1回量は適切か? 1日量は適切か?など
という処方箋のみから得られる情報に対してフラグを立てていきます。

痛み止め目的? 解熱剤目的? 抗炎症目的?
併用薬は?など
患者から得られるであろう情報にフラグを立て投薬時に確認します。

そして、どうしても自分の立てたフラグを元に戻すことが出来なければ病院へ疑義照会することになります。

様々なフラグを立てれる薬剤師は知識量が豊富なのかもしれません。
「フラグを立てれない」=「袋詰めの薬剤師」
このように言われないためにも、また自分自身の記録ノートとして公開していきますので、同じように考えている薬剤師さんの参考になれば幸いです。