麻黄とエフェドリン
麻黄中のエフェドリン類含有量(クラシエ薬品より)
麻黄配合量(g / 1日量) | エフェドリン (mg / 日) | プソイドエフェドリン (mg / 日) | 合計 | |
麻黄湯 | 5 | 17.3 | 6.0 | 23.3 |
葛根湯 | 4 | 16.4 | 5.7 | 22.1 |
小青竜湯 | 3 | 14.4 | 4.8 | 19.2 |
その他論文等により調べてみると麻黄1g中には0.5-1%のエフェドリン、プソイドエフェドリンが含有しているとの記述が多い。
また添付文書よりエフェドリン塩酸塩の1日量は75mgとなっており、年齢、症状により適宜増減となっています。
そのため麻黄が多く配合されている上述の処方に関しては、併用薬に注意が必要となります。
麻黄を含有する方剤
番号 | 放剤名 | マオウの量 (ツムラ 7.5g中) |
---|---|---|
1 | 葛根湯 | 3.0 |
2 | 葛根湯加川きゅう辛夷 | 3.0 |
19 | 小清竜湯 | 3.0(9g中) |
27 | 麻黄湯 | 5.0 |
28 | 越婢加朮湯 | 6.0 |
52 | 薏苡仁湯 | 4.0 |
55 | 麻杏甘石湯 | 4.0 |
62 | 防風通聖散 | 1.2 |
63 | 五積散 | 1.0 |
78 | 麻杏薏甘湯 | 4.0 |
85 | 神秘湯 | 5.0 |
95 | 五虎湯 | 4.0 |
127 | 麻黄附子細辛湯 | 4.0 |
メチルエフェドリン
メチルエフェドリンはエフェドリンと類似の作用を示す。
β2はエフェドリンよりも強い活性を示すが、α1、β1はエフェドリンよりも弱い。
更新日:2014年3月25日