捻挫の治療開始は応急処置です。
受傷後の処置によりその後の怪我からの回復が変わってきます。
捻挫の応急処置の基本は「RICE」です。
これは4つの手順の頭文字となっていますので、「RICE」を覚えておくだけでも応急処置はおおかたできたことになるでしょう。

1. 安静(Rest)

怪我をしたら、それ以上悪化しないよう直ちに休むことです。
怪我した直後は見た目が平気でも遅れて腫れてくる可能性もあるので、無理して動かさないほうが無難です。

2. 冷却(Icing)

冷却することで痛みや腫れを緩和させます。
受傷後、30分以内に患部を10-20分程度冷やします。それ以上はしもやけ、凍傷になる可能性があるので注意が必要です。

3. 圧迫(Compression)

腫れの原因は内出血が主ですので、圧迫をすることで血流を止め腫れを予防します。
ホワイトテープや綿の包帯などできつくない程度にしっかりと巻いて固定します。

4. 挙上(Elevation)

患部を心臓より上に挙げることで、心臓に戻る静脈の流れが良くなり、腫れが引きやすくなります。

更新日:2014年3月25日